広いパークを効率的にまわるための6つのテクニック<br />―ディズニーシーを満喫する方法― |BEST TiMES(ベストタイムズ)

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広いパークを効率的にまわるための6つのテクニック
―ディズニーシーを満喫する方法―

701回通ってわかった ディズニーシーで史上最高の1日を過ごす方法

 

⒋ 超人気! 「トイ・ストーリー・マニア!」に乗るか乗らないか

 両パークの中でもダントツ人気の「トイ・ストーリー・マニア!(以下、トイマニ)」。平日でも2時間前後、週末なら約3時間、入園制限がかかるほどの大混雑日は4時間以上の待ち時間になる、超人気アトラクションです。

 現在のディズニーリゾートで史上最長の待ち時間を記録(500分)したアトラクションであり、オープンから約5年経過した今も、まったく人気の衰えを見せません。

 閑散期でも「トイマニ」だけは空くことがありません。冬の平日などの場合は、閉園が近づくにつれて待ち時間が若干減る傾向はありますが、劇的に空いている、という状況は期待しないほうがいいと思います。

 そんな「トイマニ」に、できるだけ並ばずに待つ方法はあるのでしょうか。
 結論から言うと、朝早く来園し、できるだけ早い時間帯のファストパスを取得する、というのが理想的です。

 パークを訪れるほとんどのゲストが、入園直後はまずこの「トイマニ」のファストパスを狙っていると考えていいと思います。そのため、開園から1時間も経たずにファストパスが発券終了となる(発券は行われていても締め切られて並べなくなる)ことも多いです。

 では、ファストパス以外の方法の場合はどうでしょう。

 どうしても乗りたい場合、スタンバイ列に並ぶという選択肢もありますが、前述のとおり、かなりの待ち時間になることを覚悟しなければなりません。
「いくら人気といっても、夜遅くの閉園間際になれば空いてくるのでは?」と考える方も多いでしょう。ほかのアトラクションであればその傾向はありますが、この「トイマニ」に関しては通用しないと考えたほうがいいでしょう。

 また、ファストパスは取得できなくても、できるだけ早く入園しスタンバイ列に早く並べばいいのではないか、と考える方も多いと思います。

 しかし、「トイマニ」はディズニーホテル宿泊者の特典で、15分前のアーリーエントリーの対象アトラクションとなっています。つまり、通常の開園時間前から乗車開始しているのです。

 そのため、開園後、かなり早めにアトラクションの前に着いたとしても、一般入園からの場合では、待ち時間が60分近くにはなっていると考えられます。
 ファストパスを取得できそうもなかったら、思い切って乗らない、という選択肢もありだと思います。それくらいこの「トイマニ」にスタンバイで乗るには覚悟が必要なのです。

 

⒌ 混んでいる日に行かない

 パークをできるだけたくさん楽しむには、「混雑日を避ける」というのが一番単純で簡単な方法です。どんなにパークの事情に精通している人であっても、入園制限がかかるような大混雑日に、事前準備なしにゆっくり入園したら、ほとんど何もできません。

 そこで、知っておくと便利なのが、混んでいる時期の中でも比較的空いている日がある、ということ。例えば、季節イベントの中でも特に人気の高いクリスマスイベントでも、開始当初の11月上旬~中旬までは、実は空いている時期です。また、夏のイベントも夏休みが始まる前の、7月中旬くらいまでは空いています。

 こうした傾向を事前リサーチすることが大切。巻末の付録で、1年間の混雑日スケジュールを紹介しているのでぜひ参考にしてください。

 

⒍ 午後2~3時頃に長めの休憩をとる

 パーク内は想像以上に広大です。若くて体力のある学生グループならば大丈夫かもしれませんが、社会人や家族で訪れる方にとって、朝から晩までずっと動き回るというのは相当きついものです。

 混雑時期のパーク内では、夕方頃ベンチで眠っているお父さんをよく見かけます。体力が消耗し疲れてくると、誰でもイライラしやすい状態になりますし、けんかをしているゲストもしばしば見かけます。せっかくのパークですから、そんな思いはしたくないですよね。

 そこで、試していただきたいのが長めの休憩。できれば「仮眠ができるくらいの休憩」をとることです。週末は通常(極端な閑散期または混雑期を除く)、午後2時~3時すぎ頃にだいたいのアトラクションのファストパス発券が終了します。そのため、この時間帯以降、アトラクションのスタンバイ列に並ぶ際には、必然的に長時間立って待つことになります。

 そこで、この時間に長めの休憩をとって体力を蓄(たくわ)えてはいかがでしょうか。自家用車で来ている場合は、車に戻って1時間程度、仮眠をとるのもおすすめです。

 シーには、幸いなことにゆっくり休憩ができるレストランが多く存在します。中でも、メディテレーニアンハーバーの「ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ」や、ロストリバーデルタの「ユカタン・ベースキャンプ・グリル」は店内の照明が暗めで落ち着いているので長めの休憩に適しています。基本的には食事をする場所ですので、節度を持って利用しましょう。

 レストラン以外なら、マーメイドラグーンの「アリエルのプレイグラウンド」もいいと思います。エリアに入ってすぐの右側壁沿いに、座ってゆっくりできる場所があります。

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『701回通ってわかった ディズニーシーで史上最高の1日を過ごす方法』

 

絶対にはずせない王道の過ごし方から効率的なパークのまわり方、意外に知られていない穴場から雑学まで、すぐにパークで試してみたくなる、とっておきのコツが満載。読んでから行くと、いつもより“ワンランク上"のパーク体験がかなうはず。

 

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みっこ

年間パスポートで東京ディズニーリゾートに通うこと、十数年。細かな雑学等を紹介するブログを14年間書き続け、これまでに約4600のブログ記事を執筆。ディズニーホテルとオフィシャルホテルへの70回以上の宿泊経験も活かしながら、WEBライタ-としても活躍中。パークの細かな雑学やこだわりが大好物。性別年齢不詳の天邪鬼だが、実はフツーの社会人。WEBメディア「ウレぴあ総研」や個人メディア「TDRハック」にてライターとして記事を執筆するほか、女性誌やテレビ番組への取材協力などを行う。著書に『ディズニーに行く前に知っておくと得する66の知識』(文響社)、『701回通ってわかった ディズニーシーで史上最高の1日を過ごす方法』『思わず話したくなる究極のディズニー』(KKベストセラーズ)がある。

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  • みっこ
  • 2016.06.25